2月27日 四国選手権MX第1戦
参戦レポート

 

ダイバー林選手(掲示板の書き込みを引用)

DEAR親方え、今年もMX始まりました。125はスタート失敗したものの中盤までに7位ぐらいまで挽回。ところが他車と接触転倒!この時イヤな金属音を聞く。
再スタートし下りでブレーキングしようとすると無いんです。ブレーキレバーさんが。とりあえずエンブレ&リヤでごまかしつつ9位でゴール。

250はスタート良くて、4位で入った2周目、2台に挟まれて転倒!再スタートするも、もう1回単独転倒。この時クラッチホルダーが割れた。心の中で愛機に謝りつつノークラッチ走行で完走し最下位。なんか不完全燃焼です。

戸井君もマシン不調やったみたいです。次は3/20もっかい高知なんで走りこみですっ。

 

戸井久志選手

2月26日  選手権前日  

  帰宅後、荷物をまとめて軽トラに積み込む。あとはゼッケンを貼るだけと気を抜いたその時、「バキッ!」…。ゼッケンプレートを固定しているボルトが真っ二つに…。慌てて修理をして、急いで出発!なんだか嫌な予感が…。

  会場までの道のりは心配していた雪の影響もなく、ちょうど日付が変わる頃、会場に無事到着。すでにパドックは場所取りのテープでほぼいっぱいの状態。なんとか場所を見つけ出して就寝。軽トラの座席に横になるのはなかなかのテクニックが必要と判明。早くトランポが欲しいところ。


2月27日  選手権当日

   7時ちょうどに起床。窮屈な格好で眠ったせいか、何だか体が重い感じ。会場には続々とトランポが集まってきて、レースの雰囲気が出てきた。とりあえずバイクをおろして、給油やタイヤの空気圧調整などを済ませる。

  初めてのことだらけで少し焦ったが、周りの選手の見よう見まねで、受付、車検を無事に済ませた。車検はゼッケンやブレーキ関係の簡単なチェック程度で、無事に通過。次はいよいよ練習走行。

  練習走行は同じNBの選手が同時に走るわけだが、誰を見ても自分よりすごく速く見えて、少しびびってしまった。走り出すと、走るのが2回目の不慣れなコースに四苦八苦…。15分間はあっという間に終了。終わってみれば両腕はパンパンの状態に。体力の無さもあらためて痛感させられることに。 

  全クラスの練習走行が終わり、いよいよNB125/2ストクラスのスタート。あらかじめ引いたくじの順番に、好きなスターティンググリッドを決めていく方式だったので、速そうな選手の横に付けてみた。目の前には初体験のスターティングマシーンが。クラッチミュートのタイミングもよく分からないので余計に緊張が増してしまった。

  初戦なので、まずは様子見でゆっくりスタートしようと思ったのもつかの間、15秒前のサインボードが出た瞬間にスイッチオン!スタートの瞬間は、心がまるで別人状態。心配していたクラッチミュートはうまくいき、第一コーナーを抜ける頃には、5、6番に!「これはけっこういけるかも」なんて思って半周ほど走ったその時、ボテっと見事に転倒。せっかくのスタート成功が一気に台無し状態。

  その後頑張って追い上げるものの、徐々に体力を失いそのまま時間切れ…。結局哀れな結果に終わってしまう羽目に。

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  次こそはと、125ccクラスに向けて体を休め、体勢を整える。荷台に横になってリラックスしているつもりでも、心の緊張は常に最高潮状態。そしてそのままスタートへ。

  今回もスタートはまずまずで、おそらく10番程度につける。今度は転倒しないように食らいついていかねばと意気込んで約半周、「プス……。」いきなりエンスト。アクセル開けて加速中の出来事に一瞬呆然。最下位に落ちた後、百列キックショーを開催。ああ恥ずかしい…。

  何とか息を吹き返しレースに復帰するものの、その後も突然エンジンが吹けなくなったりと大不調。結果は惨敗。

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  午後からの250ccクラスは、バイク不調のため棄権することに。指をくわえての観戦決定。他のクラスも観戦して勉強勉強。

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  帰る頃には身体はぐったり。初めての参戦は、心も身体もバイクもズタボロに。しかしその分収穫も盛りだくさん。次回はもう少し良い結果になるように期待して報告終わりです。

 


戸井久志選手

 


写真提供「TARO POWER PRODUCT」

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